14年生きた猫が天国に旅立ちました
※悲しい気持ちを吐き出すために、私が落ち込んで潰れてしまわないように書きなぐりの文章です。
まとまりもなく、読みにくい文章になるかと思いますが、彼女の頑張りを、私の知っている限りの半生をここに記し、彼女が確かに生きていたということを残したいという自己満足な記事です。
苦手な方はそっとこのページを閉じてください。
また、お世辞にも猫にとっていい環境ではなかったので、そういった類の批判等もご遠慮ください。
忘れもしない、14年前。
産まれたばかりの君たちを引き取ったのは紛れもなく私だ。
保護主さんの家の母猫が、外で子供を作ってきた!誰かもらって!と言う状況で、ずっと猫を飼いたかった私は頼みに頼んで
叔母の知り合いという、今では顔も覚えていない保護主さんの家に行ったんだ。
先に貴女の姉妹を連れてきたけれど、やっぱり貴女にもきて欲しくて、遅れること3ヶ月。
9月3日に貴女を家族に迎え入れた。
本当のこと言うと、4人兄弟みんな家族にしたかったんだ。
けれど一匹だけって言われたから、最初は姉妹を連れてきてしまったよ。
秋にみんなで旅行に行くと言われて、これはチャンスだって思って必死でお願いしたんだ。
1人でお留守番はかわいそうだから、やっぱり兄弟も引き取ろうよ!って。
当時、保護主さんの家ではしょうゆって名前だったね。
兄弟は、うちに来た子がソース、いとこの家に引き取られたのが、ケチャップだったね。
もう1人の兄弟は、なんて名前だったかな?まだ、元気なのかな?
引き取る時、最初の子は家についても母猫を探して泣き続け、声がしゃがれてしまったけど
君は何かを察したのか、それとも母親離れが始まっていたのか、意外とすんなりとうちに溶け込んだね。
可愛い声と、綺麗な顔立ち。本当に美人な君は、すぐに家族のアイドルになった。
少し大きくなって、外で怪我をしてきたときには、それはもう家族で大パニックだったよ。
幸いにも、口元が少し切れてしまっただけで命に別状はなくて、ホッとしたのを覚えてる。
ただ、君の顔を見るたびに、自分の無知を呪ったよ。
猫は自然にいるのがいいという方針だった我が家では、守り切れなかった。
悔しくて仕方がない。
私がもっと大人で、たくさんの知識を持っていたら。そう思ったよ。
けれど君は幸せだったのかな?そうだったらいいな。
私は不良娘で、何回も家から出て一人暮らしをしたし、一緒に入れた時間は一番短かったかもしれない。
それでも、私のことを忘れないでいてくれてありがとう。
私の膝で丸くなって寝たり、一緒に遊んだり、ほとんどが餌くれ!だったけど、それでも嬉しかったよ。
一緒にリビングで煮干しを食べたね。
君は頭を食べないから、私は頭ばっかり食べていたよ。
ここ数年はパンが好きだったんだってね。昔は人の食べ物あんまり食べなかったのにね。
そういえば君は、なかなかトイレを覚えられなかったね。
覚えられなかった、というよりも粗相をしていた、と言った感じだったけど。
そしてよく母とバトっていたね。
あれは何か不満があったのかな?気づいてあげられなくてごめんね。
昔、粗相の跡を見つけては君がやったと思い込んで母が怒っていた頃に変な夢を見たんだ。
夢の中で、粗相を怒られた君が
私じゃないのにって、はっきりとした言葉で私に訴えかけたんだ。
そのことを翌日話したら、母の目の前で粗相をしたのが姉妹だったことがあって。
それで少し怒られなくなったね。正直安心したよ。
そんな母とも、母の病後は割りと和解して、膝の上で眠ったりしていたね。
今までなら絶対にありえないその構図がとても嬉しくて。
母は少し照れたように笑っていたのを覚えているよ。
母が倒れたとき、妹が1人で寝たくないというから私も一緒にリビングで寝たんだ。
私もとても心細くて、これからどうしていいのかも分からなくて途方にくれていたんだけど
父も家事はからきし頼りにならない、妹はまだ学生。
私が頑張るしかないって気を張ってたんだ。
そんな時、一緒に寝てくれてありがとう。
布団は重くなったけど、それでも君の温もりが確かに私に元気をくれていたよ。
ここ一年、体調が悪かったんだってね。
私がそれを知ったのは、初めて両親と3人で日帰りのプチ旅行をしようって言っていた今年の6月のことだった。
君の体調が悪いから、無しにしてくれって母から連絡があって、心配になった私は無理やり休みを使って実家に帰ったんだ。
痩せこけて元気のない君を見るのは本当に辛かった。
一瞬、私のことを忘れていたようで警戒されてしまったけど、すぐに思い出して膝の上で寝てくれたね。
あの時からずっと、この日がくるのは覚悟していたんだ。
私が顔を出してからしばらく、体調のいい日が続いたと聞いて心底安心した。
もしかしたら持ち直してくれるかもしれないって思ったんだ。
色々あって、10月から飛び飛びではあるけど一緒に暮らせてよかった。
君が好きそうなご飯を選んだりするのは意外と楽しかったよ。
毎日夜遅くに部屋から出て、君が生きているのを見て安心するのが日課だった。
最後の二週間くらいはオムツだったね。
もう抵抗する気力もないのか、素直に履いてくれて助かったよ。
足腰が弱って、うまくソファに飛び乗れなかったときには、少し悲しくもなった。
かと思えば急に食欲旺盛になって、私の膝の上まで飛んできた事もあったね。
ジャンプ力が足りなくて、私の足に張り付いてしまったけど。
ここ一週間半くらいは1時間おきにご飯をねだったね。
それをやるのが私の日課でもあったよ。
もっと一緒に居たかったな。
もっと一緒に入ればよかったな。
もう君には会えないけど、苦しいことから解放されたのならよかった。
君のニャン生が、幸せなものだったのならいいな。
最後にお父さんが帰ってくるまで待っててくれてありがとう。
辛かったよね、眠かったよね。
それでもお父さんのために、彼が後悔しないように、待っててくれたんだね。
向こうには、ケチャップも待ってるよ。
君はあったことないかもしれないけど、うちのご先祖様も、代々飼っていたハムスターたちも居るから、どうか喧嘩せずに待っていてね。
もしも生まれ変わったら、また私たちと会えるかな?
次は今回よりもずっとずっと幸せになれますように。
本当にありがとう、大好きだよ。
本当は元気な頃の写真を載せたかったけど、あいにく全て移し変えてしまったいたので
6月ごろの写真を貼っておきます。
本当に、お疲れ様。
君が心配しないように、もう泣かないよ。
明日からはまた頑張るよ。
今までありがとう。
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